⑦ AI検索ではお店がどう見える?

最初に

最近、

「ChatGPTで調べた」

「GoogleのAIで答えが出てきた」

という言葉を聞くことが増えてきました。

お店を探すときにも、

「山形でしみ抜きを相談できるクリーニング店は?」

「布団クリーニングを頼める店は?」

「近くで相談しやすいクリーニング店は?」

など、文章でAIに質問する使い方があります。

では、

AIはどうやってお店のことを知るのでしょうか?

今日は難しい仕組みを覚える必要はありません。

まず、

「AIに、自分のお店のことを説明できる材料はあるかな?」

という視点で考えてみましょう。


① AIは、お店の中を見に来ているわけではありません

当たり前ですが、AIが実際にお店へ来て、

「この店はしみ抜きが得意だな」

「店主さんは相談しやすいな」

と確認しているわけではありません。

インターネット上などにある情報をもとに、回答が作られる場合があります。

たとえば、

お店のホームページ。

Googleなどに掲載されている店舗情報。

口コミ。

SNSなどで公開されている情報。

第三者のウェブサイトや記事。

そのほか、ウェブ上で確認できるさまざまな情報です。

AIサービスによって仕組みや参照する情報は異なるため、

「これをやれば必ずAIに紹介される」

というものではありません。

だからこそ最初にできることは、

自分のお店について、正しい情報をきちんと出しておくことです。


ここまで①〜⑥でやったことを思い出してください

実は、ここまで確認してきたことはバラバラではありません。

① Googleで自分のお店を見ました。

② 写真を確認しました。

③ 営業時間や定休日を確認しました。

④ 口コミを読みました。

⑤ ホームページを確認しました。

⑥ SNSを確認しました。

これらは全部、

「インターネット上で、自分のお店がどう見えているか」

を確認する作業でした。

AI検索のためだけに、急に特別なことを始めるのではありません。

まずは今ある情報を整える。

ここが土台になります。


② 情報がバラバラだったら?

たとえば、あるお店について、

Googleでは「日曜日営業」。

ホームページでは「日曜日定休」。

SNSには昔の営業時間が残っている。

こんな状態だったらどうでしょう。

これはAI以前に、お客様自身も迷ってしまいます。

まず、

店名。

住所。

電話番号。

営業時間。

定休日。

サービス内容。

こうした基本的な情報が、それぞれの場所で大きく食い違っていないかを確認しましょう。


③ 「うちは何が得意か」はネットに書いてありますか?

ここで一つ質問です。

あなたのお店の得意なことは何でしょう?

しみ抜き?

布団?

着物?

集配?

修理?

相談しやすさ?

丁寧な説明?

頭の中ではすぐ答えられても、

その情報はインターネット上にもありますか?

お店の人しか知らないことは、ネットを通じて調べる人やAIには伝わりません。

「うちは昔からやってるから、みんな知ってる」

ではなく、

「初めて知った人にも分かる情報になっているか」

を確認してみましょう。


④ お店が言っていることと、お客様が言っていること

たとえばホームページに、

「しみ抜きに力を入れています」

と書いてある。

Googleには、実際のしみ抜き作業の写真がある。

口コミにも、

「他店で落ちなかったしみを相談した」

「説明が丁寧だった」

など、お客様自身の体験が書かれている。

さらに第三者の記事などでも、そのお店の仕事について紹介されている。

このように、一つのお店について複数の場所に情報がある場合があります。

それぞれは役割が違います。

お店自身が発信する情報。

お客様が書く情報。

お店とは別の第三者が紹介する情報。

どれか一つだけですべてが決まる、という話ではありません。

大切なのは、

「自分のお店について、ネット上にどんな情報があるのか」

を知ることです。


⑤ 第三者情報って何?

ここで少しだけ「第三者情報」について説明します。

ホームページやSNSは、基本的にお店自身が発信する情報です。

口コミは、お客様側から見た情報です。

そして、

地域の情報サイト。

業界メディア。

新聞やウェブメディアの記事。

お店を取材して紹介するサイト。

など、お店とは別の立場から掲載される情報もあります。

たとえば「街のクリーニング名鑑」も、クリーニング店を取材して紹介する第三者メディアの一つです。

ここでも、

「第三者サイトに載ればAIに出る」

という意味ではありません。

お店自身の発信とは別に、

「別の場所にも、そのお店についての情報がある」

という違いを覚えておきましょう。


⑥ 実際にAIで聞いてみよう

ここは講習会で、実際にやってみましょう。

スマートフォンで利用できるAI検索やAIサービスがあれば、

自分のお店について質問してみます。

たとえば、

「○○クリーニングについて教えて」

「○○クリーニングでは何が頼める?」

など。

答えが出たら、

「載った!すごい!」

で終わらせません。

反対に、

「出なかった!ダメだ!」

でもありません。

確認してほしいのは、

「書かれている内容は正しい?」

です。


⑦ AIの答えは間違うこともあります

ここは大切です。

AIが答えた内容が、必ず正しいとは限りません。

古い情報をもとにしていたり、

別の情報と混ざったり、

回答に誤りが含まれたりすることもあります。

ですから、

「AIがこう言ったから正しい」

とは考えず、

営業時間。

定休日。

サービス内容。

住所。

電話番号。

などを確認してみましょう。

もし違っていたら、

「AIを直接直せばいい」

と考える前に、

まず自分たちが管理できるホームページやGoogleなどの情報が正しいかを確認します。


「AI対策」から始めなくて大丈夫

AI検索と聞くと、

「また新しいことをやらないといけないの?」

と思うかもしれません。

でも、ここまでやってきたことを思い出してください。

正しい営業時間にする。

今のお店が分かる写真を載せる。

サービス内容を書く。

ホームページを現在の状態にする。

口コミを読む。

必要ならSNSで今の仕事を伝える。

こうしたことは、

AIが登場する前から、お客様にお店を知ってもらうために大切だったことです。

まずはそこからで大丈夫です。


すでにGoogleもHPもSNSもやっている方へ

「うちは全部やってるよ」

という方は、ここからもう一歩だけ見てみましょう。

Google。

ホームページ。

SNS。

口コミ。

第三者サイト。

それぞれを別々に見るのではなく、

「全部を見ると、同じお店に見えるかな?」

という視点です。

たとえば、

ホームページでは「しみ抜きが得意」。

SNSでは毎日キャンペーン画像だけ。

Googleには昔の外観しかない。

口コミでは「集配が便利」という声が多い。

これは悪いという意味ではありません。

ただ、

「自分が伝えたい店」と

「ネット上から見える店」に

違いがないかを確認する材料になります。


今日のチェック

自分のお店について考えてみましょう。

□ 店名・住所・電話番号などの基本情報は正しい
□ 営業時間・定休日が大きく食い違っていない
□ 何ができる店なのかネット上で分かる
□ 得意なことについて情報がある
□ 現在のお店が分かる写真がある
□ 口コミにはどんなことが書かれているか確認した
□ 第三者から紹介されている情報があるか知っている
□ AIで自分のお店について質問してみた

全部そろっている必要はありません。

足りないものを見つけるためのチェックです。


今日のミッション

AIに一度、自分のお店について質問してみましょう。

そして回答を見ながら、

「合っていること」

「違っていること」

「本当は知ってほしいのに書かれていないこと」

を探してみてください。

答えがうまく出なかった場合も、それで大丈夫です。

結果を競う授業ではありません。

「ネット上では、自分のお店についてどんな情報が確認できるのか」

を考えるきっかけにします。


ここまでできたら、最後へ

次はいよいよ、

「⑧ うちの店、まず何すればいい?」

です。

ここまで見てきて、

「Googleも?」

「写真も?」

「口コミも?」

「ホームページも?」

「SNSも?」

「AIも?」

「全部やるの?😇」

となっているかもしれません。

大丈夫です。

全部を一度にやる必要はありません。

最後は、

あなたのお店の

「まず3つ」

を決めます。

① 今週やること

② 今月やること

③ 今はやらなくていいこと

ここまで決めたら、今日の勉強会は終了です。

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